Corporate column 法人向けコラム
【会社側に問題あり⁉︎】やる気がない社員をやる気にさせる対処法5つ
近年、「会社を優先する」という価値観を持つ人は減ってきています。
副業が解禁されたり、ワークライフバランスについて唱える人が増えてきたりといった環境変化を感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、やる気がない社員が増えてくるのは考えもの。やる気がない社員がいては様々な問題や負担を抱えることにもなります。
もちろん、仕事に興味を持ってもらい、やる気がない社員自身がやる気を出してくれるのが一番嬉しいところです。
一方で「必要最低限の仕事しかせず、あとは雑な業務…最低限の仕事をしているのであまり強くは言えない。」というのが一番困りますよね。
この記事では、やる気がない社員をやる気にさせる方法が知りたいと考えているチームリーダーや管理職の方に向けて、以下のポイントを解説しています。
- やる気がない社員がいる事で起こる問題
- やる気がない社員の本当の気持ち
- 会社側の対処法
わかりやすくお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
やる気がない社員をやる気にさせる方法が知りたい人必見です!
やる気がない社員がいることで起こる問題点3つ
やる気がない社員がいることによって起こる問題点3つを紹介します。
- 社内の空気が悪くなる
- 業務の全体スピードが落ちる
- 離職率が高まる危険性がある
そのまま放っておいたり、間違った声かけをすることで、気づかないうちに社員のやる気が失われていき、こう言った会社の負担につながることもあります。
改善しなければどういった問題につながるのか詳しく解説します。
【やる気がない社員の問題点1】社内の空気が悪くなる
やる気がない社員がいるとその姿勢は社員同士に伝染してしまいます。
「あの人がやる気ないから自分もここは手抜いていいか…」と、きちんと普段業務をこなしている人でも、仕事量の差があるとモチベーションが下がります。
給料も同じ額だとなおさらやる気を損ないます。結果悪い空気が伝染していき、社内に意欲のない人が増加。最悪の環境になってしまいます。
【やる気がない社員の問題点2】
業務の全体スピードが落ちる
言われたことしかしなかったり、自分から積極的に仕事をこなそうとしなければ、他の社員や会社が負担する仕事も増え、全体的な業務スピードが落ちます。
やる気がない社員は仕事に対する興味も薄いため、
- どうしたらより効率よくできるだろう
- 協力した方がスピードは上がるのか
- スケジュール管理
などを考えようとしません。言われたことを言われたまま最低限の仕事しかしないため、全体の業務スピードも落ちていきます。
【やる気がない社員の問題点3】
離職率が高まる危険性がある
やる気がない社員に対して対処しなければ、会社全体の評価も下がり、優秀な社員も離れていく危険性もあります。
すると、意欲がある人達がどんどん減っていき、ますますやる気のない社風に。その結果、さらに離職を考える人が増えていき、悪循環に陥ります。
やる気がない社員の本心5つ
表面的に見たら「やる気がない」ように見えますが、彼らにはやる気がなくなる理由があります。
その本心を知ることによって原因がわかり改善の方法が見つかります。
やる気がなくなる主な原因としては、
- 仕事に興味がない・やりたくない
- 楽したい・責任を持ちたくない
- 職場の人間関係がストレス
- やりがいが感じられない
- 上司に評価されない・不満がある
などが挙げられます。ではそれぞれ詳しく体験談も含めて解説していきます。
【やる気がない社員の本心1】
仕事に興味がない・やりたくない
「自分が積み重ねてきた自信がある仕事につけると思ったら全く違う仕事でやる気がない」という意見は多いです。
はじめはわからない仕事内容でも取り組むのですが、何度やってもどれだけ頑張っても思うような結果が出なかったり、上司から注意ばかりされているような場合、徐々に自信ややる気をなくしてしまいます。
常に言いなりで作業的な仕事ばかりなので「自分でなくてもできるのではないか」と疑問も感じます。
また、社会的意義が分からずに「自分が今してることは本当に重要なのか?」という不安から興味がなくなる人も少なくありません。
自分が今やっている仕事は自分に向いているのか、「自分の実力には合わないのではないか…」と落ち込んでしまう人もいるので注意が必要です。
【やる気がない社員の本心2】
楽したい・責任を持ちたくない
近年は「好きなことを仕事にしたい」と考える社員も多いです。
また、できない事があれば上司から怒られるという不安やめんどくささから責任を伴う大きな仕事は持ちたくない。と考える社員も多いです。
「責任が大きい仕事についても給料同じだし…だったら楽して仕事したい。」と考えます。
また、早く帰って自分の時間が欲しいという社員も近年多いです。
【やる気がない社員の本心3】
職場の人間関係がストレス
横の関係が希薄で、上から言われたことだけをしなければならない環境も考えもの。
自分の意見を発言すると、通らなかったり怒られたり思い通りに行かないため、そこにいることがストレスになっている可能性もあります。
- 飲み会に参加しない
- 社員旅行に行きたくない
- 定時で帰りたい
と思う社員が今は特に多いです。
また、上司から全く指導を受けないのもストレスになります。
- こんなに頑張ってるのに誰もみてくれていない
- 何が間違っているかわからない
- 自分に興味を持ってくれていない
- 同期はフィードバックもらってるのに
しっかり見られていないと感じているうちに、仕事を頑張る理由がなくなってしまうようです。
職場の人と会うこと自体が面倒でストレスになってる人も多いです。
【やる気がない社員の本心4】
やりがいが感じられない
教えてくれたり、注意してくれたり、褒めてもらったりする事がなければそもそも何をしたらいいのか分からず、仕事に意味ややりがいが感じられなくなります。
また頑張った結果が給料に反映されなければ、全くやる気がなくなってしまいます。
サポート職などの職種によっては、自分の仕事の経過が見えないものもあります。
営業職は数字、クリエイティブ職は自分の作品が残ります。
一方で裏方にあたる事務や総務などの仕事は数字やものでは成果を測れません。そのなかで周りから評価を受ける機会もないと、
- 本当に自分は役に立ってるのか
- 見えないのでしっかりやらなくても大丈夫
- どうせやっても見てもらえてない
と感じてしまうのです。結果としてやる気がなくなってしまいます。
【やる気がない社員の本心5】
上司に評価されない・不満がある
上司に褒められなければ「認められたい」という承認欲求が満たされず、やる気がなくなってしまいます。
また、話が合わなかったり、自分の話を聞いてもらえなかったりすれば、面白いと感じなくなります。
基本的に上司と話すときは聞き手側に回ることが多いので、部下は気を遣って話しますが、上司の話ばかりされていると、
- 自分に興味を持ってもらえていない
- めんどくさい
- 疲れてしまう
- 自分でなくても果たせる役割ではないか
などモチベーションも下がってしまいます。
やる気がない社員をやる気にさせる方法5つ
やる気がない社員をやる気にさせるにはこの5つのポイントが重要です。
- 適切な目標設定をする
- 評価を改める
- 社会的な意義や使命感を伝える
- メリハリをつける
- 交流の場を増やす
この5つのポイントを見直すことで社員のモチベーションをアップさせることができます。
【やる気にさせる方法1】
適切な目標設定をする
社員によって能力も考え方も異なります。一人一人の目標設定をしっかり見定めなければズレが生まれ、やる気も損なってしまいます。
社員のやる気は、周りからの評価やどう見られているかで左右されるもの。しっかりひとりひとりを見て、その人にあった目標を設定してあげればモチベーションも高まります。
また、自分の目標が明確だとゴールに向かって仕事もしやすくなります。
【やる気にさせる方法2】
評価を改める
社員にはそれぞれ得意不得意があります。個人面談をしたり、社員が仕事や会社に対してどう感じているのかヒアリングする必要もあります。
定期的にミーティングを開いて振り返りやアドバイスなどを行っていくことが重要です。
また、意見を聞いた上で評価を改めることも大切です。自分が行ってきた仕事がしっかり評価され、報酬に還元されると誰でもやる気が出ます。
【やる気にさせる方法3】
社会的な意義や使命感を伝える
今取り組んでいる仕事内容が会社のどの部分にあり、どんな意味があるのかまで細かく伝える必要があります。
会社のこれからのビジョンやチームの目標、個人のノルマなど細かく伝えることによって今やってる仕事が会社にとってどんな影響を与えているのか理解できるためです。
細かな立ち位置が理解できたら自ずと使命感も生まれ、やる気も出ます。
【やる気にさせる方法4】
メリハリをつける
ずっと厳しい顔だけでなく、息抜きするときは肩の力を抜いて社員と一緒に休むことも時には重要です。
またやる気がなくなる原因として、
- 上司が厳しすぎる
- 仕事の話しかしない
- 尊敬できない
といった理由もあるため、仕事と息抜き時のメリハリはとても重要です。
同じ話題で盛り上がったり休憩時に軽く飲み物を奢ってくれたり、プライベートな話をしたりすると
- 親しみやすい上司
- 本当は面白い人
- 部下思いで頼れる人
と好感度や尊敬度も上がり、ついてくる社員も多くなります。
【やる気にさせる方法5】
交流の場を増やす
業務以外での社員交流の場が増えることによって普段では関わりにくい別の部署の知り合いを増やすこともできます。
コミュニケーション力を高める福利厚生として、
- 社員旅行
- 懇親会
- 〇〇大会
などありますが、
- 土日を使っていくので休みがなくなる
- 上司に気を遣う
- そもそも旅行が好きではない
- 仕事なら給与があるが旅行はないのでいく気が起きない
などの理由で人気は低いです。
近年、ワークライフバランスの実現を求める社員がさらに増えています。副業推奨の企業が増え、本業以外の時間を有効に活用しようとする人が多いのです。
そこでジムなどの施設が安く利用できる福利厚生はとてもおすすめです。プライベートも充実するので、仕事にも集中できるというメリットもあります。
やる気のない社員をやる気にさせて職場環境を改善しよう
やる気のない社員をやる気にさせることによって、会社全体の仕事がスムーズに進み、信頼度も評価も上がります。
具体的な目標が見え、モチベーションが上がり社員が同じ方向に進むことによって、職場環境も自然と良くなっていくものです。
やる気が出ない原因は、会社の仕組みで解決できる場合もあります。
- 目標設定
- 適切な評価
- コミュニケーション
これらを整えることで、今まで意欲の低かった社員が活躍し始めるかもしれません。
なお、コミュニケーションの場を増やす一つの手段として、フィットネスジムの利用がおすすめです。
汗を流しながら交流の場を増やすことによって、社内では話しづらいことやプライベートな内容でも話せるため、チームワーク、業績アップにもつながることでしょう。
横のつながりが増え、フォローし合えるお互いの支えとなるのもメリットの1つです。
なお、この記事を書いているRETIO BODY DESIGNでも法人プランをご用意しています。料金が一律で、セキュリティキーを貸し借りすれば何名様でもご利用いただけるプランです。
社員のモチベーションを上げたい方は是非、見学にお越しください。