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ビルダー飲みのメリット3選!デメリットや注意点・効率良く筋肉を鍛えるコツも解説
「ビルダー飲みってどんなメリットがあるの?」
「デメリットや注意点を知りたい!」
「筋肉を効率良く鍛えるコツはないのかな?」
このような悩みを抱えていないでしょうか。
筋肉をつけたい、ボディービルダーのようなかっこいい体にしたい、と思っている人にとって、ビルダー飲みはとても魅力的で効率的な方法に思えるかもしれません。筋トレ後にプロテインを摂取するなら、マストな飲み方だと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ビルダー飲みは筋トレにとってそれほど重要ではありません。確かにメリットも大きいですがデメリットも多く、特に効果の高い方法だと検証されている飲み方ではないからです。
この記事では、ビルダー飲みについて以下の内容を解説します
- ビルダー飲みとは
- ビルダー飲みのメリット・デメリット
- ビルダー飲みを行わずに筋肉を鍛えるコツ
効率良く筋肉を鍛えてかっこいい体を手に入れたいと考えているなら、ぜひ最後までお読みください。
目次
ビルダー飲みとは
ビルダー飲みは、通常は水などに溶かして飲む粉末のプロテインやサプリメントなどを、粉のまま口に入れて水などで流し込む飲み方です。ボディービルダーの間で流行った摂取方法ですが、ジムなどで手軽にプロテインなどを取れることもあり、筋トレに取り組む人の間でも広まりました。
もともとは、水に溶けにくくおいしくなかったプロテインを素早く飲める方法として始まった飲み方です。プロテインが苦手な人や、プロテインを溶かすための水分を多く摂取できない人などの間で重宝されていた方法です。
現代のプロテインはビルダーのみが必須なわけではない
ビルダー飲みは、まだプロテインが水に溶けにくく、味もおいしいとまでは言えなかった時代に流行った飲み方です。今のプロテインは味がかなり改良され美味しいものが多く、水などにも溶けやすくなっているため、ビルダー飲みのメリットは少なくなっています。
ビルダー飲みをしたからといって、たんぱく質などの栄養素の吸収率が上がるわけではありません。そのため、手軽に飲めるだけで、筋肉を鍛えるのに必須なわけでも推奨されている飲み方でもない点には注意が必要です。
ビルダー飲みの3つのメリット
特に大きな効果がないとはいえ、ビルダーの間でビルダー飲みが愛用されるには理由があります。ビルダー飲みの大きなメリットは、以下の3つです
- 短時間で摂取できる
- 後片付けが不要
- 荷物が少なくて済む
詳しく見ていきましょう。
【メリット1】短時間で摂取できる
ビルダー飲みの大きなメリットは、プロテインなどを短時間ですばやく摂取できることです。
プロテインは通常、水などに溶かして飲むため、シェイカーを用意したり、良く溶かすためにシェイクしたりする時間が必要です。筋肥大の効果を得るためには運動後30分以内の摂取が効果的なため、短時間で摂取できるのは大きなメリットと言えます。
ビルダー飲みをすれば、プロテインを用意するための時間が不要になります。筋トレ中に摂取する場合や時間的な余裕がないときなど、手早くたんぱく質を摂取したいときに便利な方法です。
【メリット2】後片付けが不要
プロテインなど、通常水に溶かして飲むものをビルダー飲みした場合、後片付けがほぼ不要になる点もメリットです。シェイカーを洗ったり乾かしたりする必要がなくなり、その分の時間を有効に使えるからです。
特に1日に何度もプロテインなどを摂取する場合、後片付けの時間がほとんど不要になるのは大きなメリットになるでしょう。ビルダー飲みはスプーンさえあればできるうえに、あらかじめ小分けにしておけばゴミを捨てるだけでいいので、忙しい人にもピッタリです。
筋トレ後にシェイカーを洗うのが辛い、毎回のメンテナンスが面倒だと感じている人にも、魅力的でしょう。
【メリット3】荷物が少なくて済む
ビルダー飲みをする場合、シェイカーなどを持ち歩く必要がなくなるため、荷物を少なくできます。仕事やジムなどに行く際、着替えなどの最低限必要なものだけ持っていけばよくなるので、より通いやすくなるでしょう。
出張や移動が多いなど、シェイカーを持ち歩けないときにも便利です。また、ジムで筋トレをする場合は、余分な荷物がなければ移動時間を有酸素運動に使えるため、効率よく運動したいと考えている人にもメリットが大きいでしょう。
ビルダー飲みの3つのデメリット
ビルダー飲みには、デメリットもあります。主なものは以下の3つです。
- 失敗する可能性がある
- まずいと感じる
- 上手に飲めるようになるには訓練が必要
詳しく見ていきましょう。
【デメリット1】失敗する可能性がある
ビルダー飲みの一番のデメリットは、失敗する可能性があることです。粉末を大量に口に含み水で流し込もうとしても、むせるか吹き出してしまう可能性が高いからです。
台所やフローリングなど掃除しやすい場所で失敗したならまだ片付けやすいですが、じゅうたんや畳などに吹き出してしまった場合は、ビルダー飲みにチャレンジしたことを大きく後悔するでしょう。
外出先やジムなどで失敗すると、後片付けが大変になるだけでなく、周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。
【デメリット2】まずいと感じる
プロテインなど水や牛乳などに溶かすことを前提に作られているものは、そのまま口に含むと苦味などが勝ってしまい、まずいと感じることがあります。メーカーが推奨していない方法で摂取しているのですから、わざわざまずい方法で飲んでいるのと同じなのです。
プロテインは、水や牛乳に溶かして飲むことを前提に作られており、味も溶かすことを前提に調整されています。中にはビルダー飲みでもおいしい、味がそれほど変わらないものもありますが、多くが濃すぎる、溶かしたときとは異なる味がするなど、おいしくないことが多いでしょう。
まずいと感じてしまうと余計に吐き出したくなるため、失敗する可能性がますます高まってしまうのです。
【デメリット3】上手に飲めるようになるには訓練が必要
ビルダー飲みをする場合、うまく流し込める量や飲み方のコツを覚えるまでには訓練が必要と言えます。ちょうど流し込める量や粉末の入れ方など、練習して自分にピッタリの方法を探さなければなりません。最初から大量の粉末を流し込める人は、極めて少ないでしょう。
場合によっては何度も失敗し、挫けてしまうかもしれません。そこまで苦労してビルダー飲みをするメリットがあるか、よく検討すべきでしょう。
ビルダー飲みを行うときの注意点
シェイカーを持っていけない場合など、どうしても粉末のまま飲みたい場合は、以下の3つに気をつけてビルダー飲みにチャレンジしてみてください。
- 掃除しやすい場所で試してからにする
- 少量からチャレンジする
- 水を多めに飲む
詳しく説明していきます。
【注意点1】掃除しやすい場所で試してからにする
ジムや外出先などで、いきなりビルダー飲みにチャレンジするのは無謀です。まずは自宅など掃除しやすい場所を選び、自分に向いた方法かを試してみましょう。ジムや外出先などで失敗すると、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性が高いからです。
自宅なら、いくら失敗しても自分で後片付けをすればいいだけなので、気楽にチャレンジできます。洗面台や台所など、吹き出しても掃除しやすい場所で試し飲みしてみましょう。出先でのビルダー飲みは、自宅で失敗しなくなってからにするのがおすすめです。
【注意点2】少量からチャレンジする
一度に大量の粉末を口に含むと、高確率で失敗します。最初は少量からチャレンジし、少しずつ量を増やすと良いでしょう。ある程度の量をビルダー飲みしたい場合は、小分けにして飲むことをおすすめします。
最初はティースプーン1杯程度から試してみましょう。少量でも吹き出してしまう場合は、ビルダー飲みが向いていない可能性もあります。ビルダー飲みができる・できないは個人差が大きいので、少量から試して自分に向いているかどうか確認しましょう。
【注意点3】水を多めに飲む
ビルダー飲みをするときは、水を多めに飲むようにしましょう。水分でしっかり流し込まないと、食道などに粉末がはりついてしまい、苦しい思いをするからです。水や牛乳など、多めの水分を用意してから口に含むようにしましょう。
できれば口が大きいコップなどで用意しておくのがおすすめです。一度に水分を大量に流し込めるため、粉末がノドなどに詰まるのを防げます。安全のためにも、水分をきちんと確保してから口に入れるようにしましょう。
ビルダー飲みを行わずに効率よく筋肉を鍛える4つのコツ
効率よく筋肉を鍛えるのに、ビルダー飲みは必須ではありません。コツを意識しながら筋肉を鍛えれば、誰でも効率よく筋肥大できるからです。ポイントは以下の4つです。
- プロテインは筋トレ後30分以内に摂取する
- カロリーをしっかり摂る
- 休息や睡眠をしっかり取る
- 栄養管理を行う
1つずつ説明していきます。
【コツ1】プロテインは筋トレ後30分以内に摂取する
効率よく筋肉を鍛えたいなら、筋トレ後30分以内にたんぱく質を摂取しましょう。良質なたんぱく質をしっかり摂取することで、筋肉の修復を助け筋肥大につながるからです。
遅くとも45分以内、できれば30分以内に摂取すると最も効率が高くなります。2時間以上経ってしまうと、たんぱく質を摂っても効率よく吸収されません。
必要なたんぱく質を食事だけで摂取するのは難しいため、プロテインなどを上手に活用するのがおすすめです。ジムなどでも手軽にたんぱく質を摂取でき、筋力アップにつなげられるでしょう。
【コツ2】カロリーをしっかり摂る
効率よく筋肉を鍛えたいなら、必要なカロリーをしっかり摂りましょう。筋肥大には高タンパクかつ高カロリーの食事が有効で、摂取カロリーが低すぎると、足りないカロリーを補うために筋肉が分解されてしまうからです。
1日の消費カロリーを計算した上で、自分に必要なカロリーを摂ることが大切です。ダイエットや体脂肪を減らしたい場合はアンダーカロリーにすることが大切ですが、筋肥大したい場合は逆にカロリー不足になっていないか気をつけましょう。
【コツ3】休息や睡眠をしっかり取る
筋肉を鍛える時には、休息や睡眠も大切です。毎日筋トレを行うのではなく、鍛える部位に合わせて必要な休息時間をしっかり設けましょう。
修復と休息を繰り返しながら筋肉が大きくなる現象を超回復といい、効率よく筋肥大するためには欠かせない仕組みだからです。
良質の睡眠を取ることも筋肥大の助けになります。1日8時間程度は眠り、翌日に疲れを残さないようにしましょう。筋トレの強度が上がるほど、しっかり休息や睡眠時間をを取るよう心がけることが大切です。
睡眠時間が少なかったり質が悪かったりすると疲れがリセットされず、ケガなどの原因になるだけでなく、筋肥大の効率も悪くなります。効率よく鍛えたいなら、しっかり休む方が効果的なのです。
【コツ4】栄養管理を行う
筋肉を鍛えるときは、たんぱく質やカロリー以外の栄養管理も丁寧に行いましょう。バランスの取れた食事を心がけ、栄養の偏りが生じないように気をつけます。
糖質や脂質も、筋トレ中には必要な栄養素です。極端な食事制限は行わないようにし、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素は、サプリメントなどで補うのがおすすめです。体調を整えやすくなり、筋トレの効率もアップするでしょう。
ビルダー飲みはあまり意味がない!栄養管理などを併用して効率良く筋肉を鍛えよう
ビルダー飲みは、シェイカーなどがなくてもプロテインを摂取できるなどメリットもありますが、特に筋肥大に有効な方法というわけではなく、あまり意味がありません。運動後のプロテイン摂取は、水や牛乳などに溶かすことで必要なカロリーや水分も摂取できるため、メーカーの推奨方法で飲むのがおすすめです。
効率よく筋肉を鍛えたいなら、栄養管理などを併用しましょう。カロリーや食事内容を見直し、筋肥大に欠かせない休息や睡眠などもしっかり取れば、効率よく鍛えられます。
特に筋肥大中の食事管理は体に与える影響が大きいので、栄養バランスなどに注意し、必要なカロリーが十分摂取できるように気を配るとよいでしょう。
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