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運動後気持ち悪いのはなぜ?吐き気や低血圧の治し方&対策を解説!
「運動した後にいつも気持ち悪くなる」
「気持ち悪くなる原因って何?」
「治す方法はないの?」
そう悩んでいる方がいるのではないでしょうか?
運動後に気持ち悪くなるのは、貧血や栄養不足など日頃の生活習慣や食生活が深く関係しています。
運動前に栄養をとっていなかった、睡眠不足で体調が万全ではなかったという人は改善の余地ありです。
十分な栄養補給や、こまめな水分補給を行うと気持ち悪さを治すことができます。
本記事では、以下の内容について解説します。
- 気持ち悪さの原因
- 疑われる病気
- 気持ち悪さを治す方法
- 予防策
運動後の気持ち悪さの原因や治し方、予防策を知りたい人はぜひ本記事を参考にしてみて下さい。
運動後気持ち悪い7つの原因
運動後の気持ち悪さや吐き気、ふらつきなどの原因は以下の7つが考えられます。
- 低血圧
- 睡眠不足
- 休憩不足
- 水分不足
- 栄養不足
- 加圧シャツで圧迫
- 貧血
原因によって症状が違うので、原因別に詳しく解説していきます。
【原因1】低血圧
気持ち悪さの原因の一つとして、低血圧が考えられます。低血圧とは、体内にある酸素が不足する状態です。
酸欠状態になると、以下のように体の変化が見られます。
- 運動すると心拍数があがり、血管が膨張する
- 運動後、血管が膨張した状態で血圧が低下する
- 急激な血液の低下により脳まで十分な血液が循環しなくなり、酸素供給が難しくなる
- 脳が酸欠状態になり、めまい、気持ち悪さ、吐き気の症状がでる
気持ち悪さやめまいを感じた場合は、体内の酸素不足といえるでしょう。
【原因2】 睡眠不足
睡眠不足になると、血管の収縮・拡張を管理する機能が低下して、運動後気持ち悪い症状がでます。
睡眠不足にならないよう6~8時間程度の質のよい睡眠をとったほうが良いです。
寝不足で運動する場合は、仮眠をすると運動後の気持ち悪さが抑えられます。長時間仮眠すると疲労感や夜眠れなくなる可能性があるので、15~30分がおすすめです。
どうしても十分な睡眠を確保できなかった場合は、できるだけ激しい運動を控えましょう。
【原因3】休憩不足
休憩を挟まずに運動を継続し続けると、血中の二酸化炭素が不足し酸欠状態になります。
酸欠がひどいと、呼吸困難やめまいを引き起こし、意識を失うこともあるので注意が必要です。
適度に休憩をとり、無理のないように運動しましょう。
【原因4】水分不足
水分不足がめまいや気持ち悪さの原因となることがあります。
体温調整や栄養素を血液として運ぶのに、体内には水分が必要です。激しい運動をすると汗をたくさんかいた分、大量の水分が失われ脱水症状になる可能性があります。
脱水症状になると気持ち悪さやめまいなどの体調の変化があり、体内の水分減少率によって症状が変わります。
水分減少率による身体の症状別にあらわしたものが、以下の表です。
引用:もしも身体の水分がなくなったら|大塚製薬 (otsuka.co.jp)
水分減少率が8%以上になると、けいれんが起き始める可能性があります。
少しでもけいれんの症状が見られたらすぐに運動をやめ、水分補給をしましょう。
【原因5】 栄養不足
運動に必要なカロリーやタンパク質、炭水化物等の栄養がとれていないと、めまいや立ちくらみの原因となります。
運動時に特に必要な栄養素が以下の3つです。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
炭水化物やタンパク質、脂質が運動時のエネルギー源となり、十分な運動ができるようになります。
運動する際は、3つの栄養素が不足しないように気を付けましょう。
【原因6】 加圧シャツで圧迫
筋トレの効果を高める加圧シャツは、締め付けが強いと体を圧迫し、吐き気や気持ち悪さの原因になります。
適切なサイズや圧の強さの物を選び、定期的にサイズを確認した方が良いでしょう。
加圧シャツを着るだけでダイエット効果がありますが、どうしても気持ち悪くなる人は無理をせず、市販のシャツを着ることをおすすめします。
【原因7】 貧血
貧血によって吐き気や気持ち悪さを感じることがあります。
大量に汗をかくと、鉄分が失われたり赤血球が破壊されたりして貧血が起こりやすいです。
激しい運動は酸素の消費量が増えるので、血液の水分量を増やし血流がよくなります。そのため、血液中の赤血球やヘモグロビン濃度が低くなり貧血を起こします。
できるだけ激しい運動を控え、貧血にならないように気を付けましょう。
運動後気持ち悪いのは病気かも?考えられる2つの病気
運動後、毎回気持ち悪くなる場合は以下の病気が考えられます。
- 食物依存性運動誘発アレルギー
- 不整脈や心筋梗塞
どのような病気なのか詳しく見ていきましょう。
【病気1】食物依存性運動誘発アレルギー
アレルギーとなる食べ物を食べてから2~3時間以内に運動をすると、蕁麻疹や呼吸困難などの症状が見られる病気です。
運動することで食べ物からのアレルゲンの吸収率があがることが原因となっています。
運動後に毎回、蕁麻疹や呼吸困難などの症状がみられる場合はアレルギー検査をおすすめします。
アレルギーを見つけて病気の早期発見に努めましょう。
【病気2】不整脈や心筋梗塞
不整脈や心筋梗塞は、運動時に心臓の負担が大きくなり息切れや胸の違和感、痛みなどの症状がでる病気です。
原因としては、心臓の表面の血管が狭くなり血流、栄養がいかなくなるために起こります。
家族に突然死した人がいる場合、遺伝性の不整脈の可能性があるので、注意が必要です。
運動する場合は、医者に相談するとよいでしょう。
運動後気持ち悪いのを症状別に治す方法
運動後、体調が悪くなると以下のような症状がみられます。
- 気持ち悪さ
- 吐き気
- 頭痛
- めまい
- ふらつき
症状別に治し方を詳しく解説していきます。
【気持ち悪い場合】 呼吸を整える
呼吸を整えるという意識をもち、体を落ち着けると気持ち悪さが治ります。
運動に集中しすぎると呼吸を忘れがちです。そのため、多くの酸素を取り込むことで脳の酸欠を防ぎ、気持ち悪さを解消できます。
腹式呼吸を行うとより効果的で、腹筋も鍛えられ一石二鳥です。
運動後、気持ち悪くなったら呼吸を整えましょう。
【気持ち悪い場合】休憩をはさむ
休憩をとると脳の酸素不足を防げ、気持ち悪さが改善されます。
激しい運動は特に休憩が必須です。休憩をはさんで十分な酸素を取り込みましょう。
また、自分の体調に合わせて運動時間の調節も大事です。
無理をせず、休憩時間を決めて運動に励みましょう。
【吐き気、頭痛の場合】こまめな水分補給をする
こまめな水分補給をすると脱水症状を防げ、吐き気や頭痛が治ります。
吐き気や頭痛の原因は大量に汗が排出され、脱水状態になるためです。
休憩の時は、こまめに水分補給を心がけましょう。
栄養面が気になる人は、EAAドリンクがおすすめです。EAAとは、必須アミノ酸を複数配合させたアミノ酸の集合体サプリメントです。
EAAドリンクを飲めば、手軽に必須アミノ酸と水分補給ができるのでぜひ試してみて下さい。
【吐き気、めまいの場合】クールダウンをする
クールダウンをして徐々に元の状態に体を慣れさせ、血液を正常に戻すと吐き気やめまいが改善されます。
クールダウンとは、運動後に軽いジョギングやウォーキングなどをして少しずつ運動前の状態に戻すことです。
運動中の血液は筋肉に集中しているため、急に体を動かさなくなると筋肉に溜まった血液が流れなくなり、脳が貧血になります。
脳貧血になると吐き気やめまいの症状が起きるので、クールダウンすることで症状が落ち着きます。
クールダウンは、筋肉にたまる疲労物質を流す効果があるので、筋肉痛防止にもなりおすすめです。
【めまい、ふらつきの場合】空調の調節
自宅で運動する場合は、体調によって空調を整えるとめまいやふらつきを改善できます。
窓を締め切った状態で運動すると酸欠や暑さで水分、鉄分不足になるリスクがあります。
換気や空調をつけ、適温を保ち快適な環境の中で運動できるように心がけましょう。
運動前に気持ち悪い状態を予防できる6つの方法
運動後に気持ち悪くならないための予防法が以下の6つです。
- 十分な睡眠をとる
- 水分補給をとる
- 栄養バランスを整える
- 糖分や塩分を補給する
- 食事のタイミング
- 鉄分をとる
どれも有効的な予防法なので、自分に合った予防法を試してみて下さい。
では、詳しく解説していきます。
【予防法1】十分な睡眠をとる
睡眠時間を8時間確保すると、めまいや吐き気が起きにくくなります。
睡眠不足が解消されると、体も動きやすくなり効果的な運動ができます。
十分に睡眠できない人は、以下の事を行うとよいでしょう。
- 就寝する3時間前に夕食を済ませる
- 38℃程度のぬるま湯に浸かる
- 寝る前に温かい飲み物をのむ
- 寝る直前はスマホを見ない
- 寝る前に激しい運動はしない
- 深酒をしない
質の高い睡眠をとって、健康的な運動をしましょう。
【予防法2】水分補給をする
激しい運動後や炎天下の運動では、十分な水分補給が必要です。最低でも1ℓ以上の水分をとるとよいでしょう。
ただし一気に水分を摂取すると気持ち悪くなるので、こまめに水分をとるのが大事です。
自分の体調に合わせて適度に水分をとることを心がけましょう。
【予防法3】栄養バランスを整える
栄養バランスを考えた食事をとると、運動後の気持ち悪さを予防できます。
筋肉に必要なタンパク質とエネルギー源になる炭水化物、脂質の不足が気持ち悪さにつながります。
運動に必要な栄養素を意識し、普段の食生活でバランスよく取り入れるようにしましょう。
【予防法4】糖分や塩分を補給する
糖分や塩分を補給すると予防できます。糖分塩分の不足は体調不良の原因になります。
低血糖を防ぐために体重1キログラムあたり1~4グラム程度の糖質を、運動する1~3時間前に摂取するとよいです。
糖質をとるには、以下の物がおすすめです。
- おにぎり
- うどん
- ゼリー
- バナナ
運動中は氷砂糖やスポーツドリンクを取り入れるとよいでしょう。
特にスポーツドリンクは以下の3つの栄養素が同時に取り入れられます。
- 水分
- 糖分
- 塩分
手っ取り早く補給したい場合は、スポーツドリンクを飲むようにしましょう。
【予防法5】食事のタイミング
食事のタイミングによって気持ち悪さを予防できます。
食べものが胃にあると、より吐き気の可能性を高めるので運動前の1時間前には食事を済ませましょう。
運動中、胃に食べ物があると危険です。運動すると筋肉に血液がいくので、内臓器官に血液がいきにくくなります。
そのため内臓機能が低下し、吐き気を催す可能性が高くなります。
ただし、空腹状態で運動すると低血糖になる可能性があるので気を付けましょう。
運動前に食べるとよいおすすめの食材と時間について、表にまとめたので参考にして下さい。
運動を開始する時間に合わせて、適切な栄養補給を心がけましょう。
【予防法6】鉄分をとる
普段から鉄分を摂取していると、吐き気を抑えることができます。
一日に必要な鉄分の量は以下の通りです。
鉄分が多く含まれている食材は以下の物があります。
- レバー
- 豆乳
- ゆでそば
- しじみ
- さんま
サプリメントでも鉄分の摂取が可能なので、試してみましょう。
運動後気持ち悪いのを治す有効な治し方がある
運動後、気持ち悪くなった場合は以下の治し方が有効です。
- 呼吸を整える
- 休憩をはさむ
- こまめな水分補給をする
- クールダウンをする
- 空調を調節する
症状別に合わせて自分にあった治し方を試してみて下さい。
日頃からバランスの良い食事や十分な睡眠、規則正しい生活習慣を心がければ運動後の気持ち悪さは予防できます。
本記事を参考に生活を見直し、健康的な運動に励んでみて下さい。
また、どの方法をとっても症状が改善されない場合は病気の疑いがあります。症状が悪化する前に速やかに病院を受診しましょう。
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