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【トレーナー直伝】月曜断食がリバウンドする5つのデメリットと正しいダイエット方法
「断食辛そうだけど、たった1日だったらできそう」 「漫画家がすごい痩せてたからやってみたい」
たった1日断食して、2日は好きなものを食べられる月曜断食は簡単そうでやってみたくなりますよね。
しかし、体作りのプロであるトレーナーの筆者が結論から言うと、月曜断食はリバウンドします!
理由は一生続けられないから。月曜断食をやめて元の食生活に戻れば、以前のあなたに戻ります。
この記事では
- 月曜断食について
- デメリット
- メリット
- リバウンドする理由
について詳しく解説していきます。さらに、リバウンドしないダイエットのコツも説明します。
なお、筆者は、実際に多くの女性をダイエット成功に導いてきました。 あまり説明されない月曜断食のネガティブな部分もしっかりとお伝えします。 ぜひ最後までご覧ください!
月曜断食はリバウンドする?体験者の声
月曜断食はリバウンドします。
原因は、一生続けられるダイエットではないからです。 たった1日食べないだけ、2日は好きに食べて良いダイエットなら途中で挫折しなさそうですよね。
そんな魔法みたいなダイエットありません! 月曜断食がなぜリバウンドしてしまうか理解する前に、月曜断食のやり方を体験者の声と合わせて見てみましょう。
月曜断食とは
月曜断食は、1日何も食べず、水だけのむを毎週繰り返すダイエット方法です。水は1.5~2Lを毎日。
- 月曜日:水だけを飲む「不食」の日
- 火〜金曜日:体に必要な栄養素を運ぶ「良食の日」
- 土・日曜日:食べる楽しみを満喫し心を満たす「美食」の日
この流れをずっと繰り返す方法です。それぞれの日で食べられるものが決まっています。 <不食の日> 水だけ。炭酸水、コーヒーやお茶もNGです。 <良食の日> 朝、旬の果物とヨーグルト。 昼、肉や魚は食べられるがおかずのみ。
白米など炭水化物はNG 夜、消化が早く、胃に負担をかけない野菜料理のみ。アルコールもOK <美食の日> ご飯やパン、パスタなどの糖質も食べてよく、好きなものを食べることができます。 食べる量はそれぞれこぶし2個分と制限があり。
月曜断食には7つの基本ルールがあります。
- 月曜日は、朝・昼・夜を抜いて、24時間何も食べない(水は飲む)
- 特に火曜日の朝は、ヨーグルト+果物、またはスムージーを取る(それ以外のものを食べていない)
- 食事は、咀嚼したときにこぶし1〜2つ分になる量を守る
- 食べ過ぎた日の翌日は、夜断食を実践
- 夜のお酒は缶チューハイなら1缶、ワインなら1〜2杯、日本酒、ビールは避ける
- 一日に1.5〜2Lのお水を飲む
- 夜は12時までに眠る
簡単そうな月曜断食ですが、守らなくてはいけないルールが多いです。 なお、不食の日は月曜日に設定する必要はありません。毎週上記のサイクルさえ守れば大丈夫です。
月曜断食でリバウンドした方の声
流行りに乗って去年挑戦しました。 1日だけ断食をして2kg一気に痩せたので、続けられると思いました。 そこまで苦痛でもなく1ヶ月で6kgの減量に成功! しかし、月曜日も飲み会が入り継続できない週が続きました。
徐々に体重が増えましたが、また始めたらすぐに痩せることができると思うように。 正直そのままやる気が出ず、2ヶ月で元の体重に戻りそのままやめてしまいました。
辛い!月曜断食5つのデメリット
生活スタイルによっては難しい月曜断食。 普通の断食は1週間など一気に行いますが、月曜断食は最低でも1ヶ月続ける必要があります。 付き合いが多い会社員や外食が多い方には向いていません。
月曜断食のデメリットは5つ
- 一生続けられない
- 空腹が辛い
- 筋肉量が減る
- 食欲をコントロールできない
- 頭痛やふらつきが出ることも
順番に説明していきます!
1.一生続けられない
最大のデメリットは、一生続けられないことです。 一生続けられないということはリバウンドするということ。 始めたばかり、これから始める方はイメージできていないかもしれません。 これからの人生週に1回、水しか飲めない日が続くのです。 好きなものを食べられる日が2日間あるので、我慢の少ないダイエットに見えます。
しかし、食べない日があると食欲のコントロールが困難に。 1日食べないでリセットするより、毎日栄養バランスを考え摂取カロリーを適度に制限する方が無理なく続けられます。
2.空腹が辛い
ずっと空腹は辛いです。 たった1日だからと侮っているかもしれません。 特に普段3食食べている人には、1日水しか飲めないのはかなり苦しいです。 コーヒーやお茶、炭酸水などの嗜好品も飲むことができません。 1日の時間が長く感じます。イライラもしやすくなります。
3.筋肉量が減る
食べないダイエットは筋肉量が減ります。
筋肉量が減るということは基礎代謝が下がり痩せにくく太りやすい体になるということ。
食べなければ体重は減ります。しかし、脂肪とともに筋肉も減らすことに。 脂肪は食事を戻せば元どおりになりますが、筋肉は戻ってきません。 そのためリバウンドを繰り返しやすい体になるのです。
4.食欲をコントロールできない
食欲をコントロールすることがはかなり困難。 しかし、断食に回復食は必須。この回復食で食欲が爆発してしまいリバウンドすることが多いです。 月曜断食の場合、1日断食をして4日間良食という名の食事制限を行います。
断食の1日前は好きなものを食べることができるので簡単と思われるかもしれませんが、 ここで我慢できず挫折してしまいます。 空腹時にレストランに行くと、なんでも食べられる気になってついつい頼み過ぎてしまいますよね。
同じことが、この月曜断食でも起こります。 「不食(断食)」の翌日、「良食日」に空腹が辛過ぎたあまり暴飲暴食に走ってしまうというわけです。 食べすぎた次の日は食べない!という考え方より、1週間を通して適切な量を摂取した方が継続しやすいです。
5.頭痛やふらつきが出ることも
頭痛やふらつきなどは、特に月曜断食を開始したばかりの頃に現れやすい症状です。 普段三食しっかり食べていたのに、突然丸1日水しか摂取しない日が訪れたら体はびっくりしますよね。 何回か月曜断食をこなしていくうちに症状は出なくなりますが、仕事に集中できなくて慣れるまでは苦労します。
月曜断食3つのメリット
もちろんメリットもあります。 月曜断食3つのメリット
- 簡単に始められる
- 月曜断食中でも好きなものが食べられる
- お酒が飲める
順番に説明していきます。
1.簡単に始められる
準備食から開始する必要も特別な道具を揃えることもないので、簡単に始めることができます。 ただし、今まで暴飲暴食を繰り返していた人が、準備食もなしで丸1日断食をするのはかなり困難。 また普段水分を1,5~2L摂取する習慣がない人も相当苦労します。 簡単に始められますが、初回の断食で挫折してしまう人も多いです。
2.月曜断食中でも好きなものが食べられる
月曜断食の場合はたった1日断食をするだけで、週に2日は自分が食べたいものを食べることができるので比較的にストレスを感じにくいダイエット方法ではあります。 ただ食べられる量に制限はあり。
そして繰り返しになりますが、断食後の食欲をコントロールするのはかなり難しいです。 断食後の食事制限も他のファスティングと異なって緩いので、徐々に自分流にアレンジしがち。 半分だけ食べようと思っていたのに、気づいたら完食してしまった…よくあることですよね。
3.お酒が飲める
食事制限によるダイエット方法の場合、お酒は飲めないのが当たり前。 しかし、月曜断食の場合お酒を飲むことができます。 ただし、ビールや日本酒は「飲む炭水化物」とういうことでNG。他のお酒も1〜2 杯までと制限があります。 飲み会に参加しなくてはいけない社会人には難しいですよね。 「最初はビール」という雰囲気の中、「ダイエット中なのでワインで」とはなかなか言えません。
月曜断食はなぜリバウンドしてしまうの?
月曜断食がリバウンドをしてしまう原因は、食べないダイエットだからです。
「急激な体重の増減=命の危機!」と捉え元の体重に戻そうとする私たちの体の仕組みがあります。 一見1日だけ食べない月曜断食は成功するように感じるかもしれません。 しかし、丸1日食べないのは体にNG。
リバウンドをする主な条件は4つ。
- 1ヶ月に体重の5%以上の減量をする
- 過度な食事制限
- 運動をしない
- 短期間でダイエットを行う
上記と反対のことができればリバウンドしないと言えます。 月曜断食は1〜3が当てはまりますね。 1週間にたった1日と言えども一生断食を続けることは不可能。 月曜断食の挫折ポイントは1度やめてしまうと、再開が難しいところです。
丸1日食べられないのって、たとえ他の日に好きなものが食べられても相当辛いですよね。 運動をすることは筋肉を維持し太りにくく痩せやすい体を作る上でとても大切。 いつまでも健康で美しい体でいるためにも適度な食事制限と運動を心がけましょう。
リバウンドをしないダイエットのコツ
月曜断食はリバウンドをしてしまうダイエット方法の1つです。
この世にリバウンドをしない方法なんて無いと思われるかもしれません。 安心してください!これから説明する4つのことを行なえばダイエットは成功します。
- アンダーカロリーを目指す
- 適度な筋トレ
- 継続する
- 痩せたい理由を明確化する
順番に説明していきます。
1.アンダーカロリーを目指す
痩せるためにもっと大切なことは摂取カロリーが消費カロリーを下回る「アンダーカロリー」を意識すること。 しかし、断食はNG!食べすぎた翌日食べないで調整するもだめ。 栄養バランスもしっかりと考えて摂取カロリーを調整することが大切です。
たとえば車に異なった燃料を入れたり、ほぼ空の状態なのにガソリンをいれなかったりすれば動かなくなりますよね。私たちの体も偏った栄養やエネルギー不足になると体調を崩したり、集中できなくなったりします。
生きていく上でもダイエットを成功させるためにも食事はとても大切なので、自己流で食事管理をせず、正しい知識をつけるようにしましょう。 アンダーカロリーについて詳しく書いているので、こちらも併せて読んでみてくださいね。
[blogcard url="https://retio-bodydesign.jp/columns/article/under_calorie/"] 【必読】アンダーカロリーがダイエットの鍵?正しい食事方法と痩せるコツを解説<
2.適度な筋トレ
筋肉量が減ると、基礎代謝が下がり”痩せにくく太りやすい体”を作ることになります。1度は成功したダイエットなのに、もう1度挑戦したら体重が減らなくなった!と感じるのは筋トレをしない、過度な食事制限のみでダイエットを行なったせい。
リバウンドを繰り返しやすい体に気づかぬうちになってしまいます。 「筋トレは今までしたことが無いから有酸素を頑張る!」という人をよく見ますが、ジョギングなどの有酸素運動と筋トレなどの無酸素運動は目的が異なります。
有酸素運動は脂肪を燃焼させるのには効果的。しかし、やりすぎると筋肉も一緒に燃焼することになります。 大きな筋肉を筋トレで鍛えて、太りにくく痩せやすい体を作る方がおすすめ。 メリハリ美ボディになるためにも筋トレは必須です!
3.継続する
リバウンドをしないために、継続することが大切です。 ダイエットをやめて、元の生活に戻ったらどんなダイエットでもリバウンドをします。 継続するためのコツは無理なダイエットをしないこと。
月曜断食を一生続けられますか? 続けられないのであれば、それはリバウンドをしないダイエット方法とは言えません。 少し頑張っているくらいのダイエットを習慣化させて続けたら必ず痩せます。まずは3ヶ月続けてみてください。
4.痩せたい理由を明確化する
リバウンドを繰り返してしまうのは、痩せたい理由を明確化できていないからです。 まずダイエットを始める前に「なぜダイエットをする必要があるのか」「痩せて何がしたいのか」を具体的に考えてみて下さい。
たとえば、「綺麗な洋服が着れるようになりたい」としましょう。これだけだと漠然としているので、実際に着たい洋服を買って下さい。サイズはあなたが目標とするものを。 そして、その洋服を着て誰とどこで何をしたいか具体的にイメージして下さい。 細部までイメージすることがモチベーション維持に繋がります。
まとめ
月曜断食がリバウンドしてしまう理由と、リバウンドをしないダイエットのコツをお伝えしました。 まとめると
- 魔法のようなダイエット法に見えても何かと制限がある
- 一生続けられるダイエットじゃないとリバウンドする
- アンダーカロリーを目指す
- 筋トレをする
- 痩せたい理由を明確化する
好きなものが食べられて、運動もしないのに痩せられる魔法のようなダイエットに見えるかもしれません。 良い面だけを見ずに、しっかりとデメリットも理解した上でダイエットを行うことが大切です。 一生続けられるダイエットをすればリバウンドをすることはありません。
「アンダーカロリーを守り、筋トレを続ける。」これだけを習慣化させ日常の一部にできれば良いのです。 ダイエットに必要な正しい知識を学び、行動することが成功させる1番の近道。 最後のダイエットを始めましょう!
このコラムではダイエットやボディメイクに関する有益な情報を配信していますので、興味のある方は他の記事もご覧になってみてください。 岡山の24時間フィットネスジム「レシオ ボディ デザイン/RETIO BODY DESIGN」