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【プロ直伝】おかゆダイエットでリバウンドする6つのデメリットとダイエットのコツ
「おかゆを毎日食べるだけで痩せるなんて簡単」 「糖質はダイエットの敵って聞くけど本当に痩せるの」
おかゆを食べるだけで痩せるダイエット方法、すごく簡単で今すぐに始められますよね。
しかし、体作りのプロであるトレーナの筆者が結論から言うと、おかゆダイエットはリバウンドします! 理由は一生続けられないし、健康に良くないから。 おかゆダイエットをやめて元の食生活に戻れば、あっという間に元どおりです。
この記事では
- おかゆダイエットについて
- デメリット
- メリット
- リバウンドしてしまう原因
について詳しく説明していきます。さらに、リバウンド知らずのダイエット方法も紹介します。なお、筆者は、実際に多くの女性をダイエット成功に導いてきました。お手軽なおかゆダイエットの落とし穴について、しっかりとお伝えします。ぜひ最後までご覧ください!
目次
おかゆダイエットはリバウンドする?体験者の声
おかゆダイエットは必ずリバウンドします。 理由は一生続けられないからです。
期間が設けられており、2週間以上行うことはできません。 2週間後に以前の食生活に戻ったら、あっという間に元の体重に戻ってしまいます。
おかゆダイエットとは
おかゆダイエットは2週間の食事を全ておかゆに置き換える方法です。 1回あたり食べる量はお茶碗1杯(250g)。
おかずは
- 魚
- 肉
- 卵
などタンパク質をトッピングのみに留めます。 野菜は食べることができません。 理由は、消化が良いというお粥ダイエットのメリットを、食物繊維が多く腸内に長く留まる野菜が妨げてしまうからです。
お粥ダイエットを行えるのは2週間のみ。この期間は絶対に守りましょう。
おかゆを食べた場合、普段より少ない消化酵素で消化することが可能になります。
そのため普段より多く酵素を代謝酵素に回すことができるので、代謝が上がる上、普段より摂取カロリーが下がるので痩せるというわけです。
おかゆダイエットでリバウンドした方の声
3年前におかゆダイエットに挑戦して5kgの減量に成功しました。 茶碗半分以下の米量でも、おかゆにしたらお腹いっぱい食べられるので良いと思っていました。 しかし、おかゆだとすぐにお腹が空きます。
そしてトイレに頻繁に行きたくなり、トイレ休憩が多いと上司に注意をされたので断念。 毎日おかゆに飽きてしまったので、注意されてまで続ける気にはなりませんでした。 普段の食事に戻したら、あっという間に元の体重に戻っていました。
おかゆダイエット6つのデメリット
おかゆダイエットは過度な食事制限です。 そのため終了後、必ずリバウンドをしてしまいます。 おかゆダイエットのデメリットは6つ
- 間違った方法でしてしまう
- 飽きて途中で挫折しやすい
- スケジュールの管理が困難
- 食欲のコントロールが難しい
- 筋肉量が減る
- 一生続けられない
順番に説明していきます。
1.間違った方法でしてしまう
一刻も早く痩せたいがため、間違った方法で行いリバウンドする人が多いです。 痩せていくのが嬉しくて、2週間限定と言われているのにそのまま続けてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、極端な食事制限は必ずリバウンドを引き起こします!最悪の場合、栄養が偏り体調を崩してしまうので、注意しましょう。 食べないダイエットでは、きれいな体型や体調を維持することはできません。栄養バランスやカロリーに関する知識をつけるようにしましょうね。
2.飽きて途中で挫折しやすい
2週間と言えども3食おかゆを食べ続けることはかなりきついです。そのため、途中で挫折してしまう人が多いです。途中で挫折して、普段の食生活に戻してしまうとすぐにリバウンド。
タンパク質をあまり取っていなかったため、筋肉量が減ってしまったあなたの体は太りやすい状態になっています。1度おかゆダイエットを始めてしまうと、途中でやめようが、2週間最後まで行おうがリバウンドしやすくなっていることには変わりありません。
3.スケジュール管理が困難
おかゆとトッピング程度のおかずで過ごすおかゆダイエットを、2週間続けて行わなくてはなりません。
この日は食べなきゃいけないから、1日だけ普通の食事に戻すということは不可能です。
そのため、社会人の方は会食や飲み会が入ったりと、スケジュールの調整が難しいので向きません。
4.食欲のコントロールが難しい
久しぶりに食べたおかゆって意外と美味しいんです。1回で1杯のみ、おかゆを食べることが許されているのに、普段の白米より少ない量を食べているからとおかわりをしてしまう。しかも普通のご飯より噛む回数が少なく、飲み物のように飲んでしまうなんてことも。
消化も早いのですぐお腹が空きます。お腹が空きすぎて、食欲をうまくコントロールできずおかゆだけでなく、トッピング程度のはずのおかずをがっつり食べてしまうこともあるでしょう。
私は食欲をコントロールできる!と思っているかもしれませんが、過度な食事制限はストレスが溜まり、ホルモンの影響によりニセの空腹を感じるようになります。さらに食欲を抑制するホルモンの動きも鈍らせるので、食べたいという欲求を抑えるのはかなり難しいです。
5.筋肉量が減る
極度な食事制限は筋肉量を減らします。筋肉量を維持するために、運動をしていない人はだいたい体重1kgあたり1gのタンパク質が必要と言われています。例えば、体重60kgの人は60kg×1gなので60gのタンパク質を毎日摂取する必要があります。
これはささみ約6本分です。1食あたり2本食べなくてはいけません。 つまりトッピング程度のタンパク質の摂取では、筋肉量を維持することはできないのです。 筋肉が減ると基礎代謝が低下するので、痩せにくく太りやすい体になります。
6.一生続けられない
一生続けられないダイエットは必ずリバウンドします。極端な食事制限ではなく、適度な食事制限と運動を一生続けることが大切です。 あなたのライフスタイルに合わせたダイエット方法を探しましょう。
おかゆダイエット3つのメリット
おかゆダイエットのメリットは3つあります。
- 手軽にできる
- 腸内環境が改善される
- 期間が決まっている
順番に説明していきますね。
1.手軽にできる
おかゆダイエットの最大のメリットは、誰でも手軽にできることでしょう。おかゆを食べるだけなので、特別なものを用意する必要がなく、すぐに始めることができますね。レトルトのおかゆでもOKなので、自分で作らなくてもコンビニやスーパーで手に入ります。しかし、筋トレをしない食事制限ダイエットはリバウンドしやすいです。
2.腸内環境が改善される
消化の良いおかゆを食べることにより腸内環境が改善することができます。 カロリーの摂りすぎは、腸にこびりついた老廃物「宿便」を溜めることに。 この宿便を体外に排出する効果があると言われ、便秘改善に繋がります。
3.期間が決まっている
2週間と期間が決まっているので、短期集中をして痩せることができます。 終わる日がわかっているのでモチベーションを維持し続けることも簡単でしょう。 しかし、期間終了後すぐに他の食事に戻してしまいリバウンドしてしまいます。
おかゆダイエットはなぜリバウンドしてしまうの?
おかゆダイエットが確実にリバウンドをしてしまう原因は、「急激な体重の増減=命の危機!」と捉え元の体重に戻そうとする私たちの体の仕組みのせいです。
リバウンドをする主な条件は4つ。
- 1ヶ月に体重の5%以上の減量をする
- 過度な食事制限
- 運動をしない
- 短期間でダイエットを行う
おかゆダイエットはこの全てが当てはまります。 2週間という短期間で、おかゆと少量のおかずのみを摂取し、運動をしないダイエットは確かに痩せることができます。
しかし、リバウンドすることが分かっているダイエットに挑戦したくないですよね。 上記の条件と逆のことができれば、成功することができます。
リバウンドをしないダイエットの4つのコツ
おかゆダイエットを行う方の多くは、ダイエット=摂取カロリーを減らすことと思っています。 その考え方では、健康的でリバウンドをしない体を手に入れることは不可能です。 実はダイエットに成功するのは意外と簡単!
リバウンドをしないダイエットの4つのコツを実行し続ければ良いのです。
- アンダーカロリーを目指す
- PFCバランスを考える
- 適度な筋トレ
- 継続する
順番に説明しますね。
1.アンダーカロリーを目指す
ダイエットをする上でもっとも大切なのは、摂取カロリーが消費カロリーを下回っていること。 どんなに運動を頑張っても、消費したカロリーより食べている分が多かったら痩せることは絶対にありません。
しかし、摂取カロリーが少なすぎても痩せにくくなるので要注意。 理由は、栄養失調だと体が感じ、カロリーをなるべく消費しないようにするからです。
この状態はダイエット終了後も続きます。脂肪を燃やさない体になってしまうので、痩せにくくリバウンドしやすい体になるのです。 アンダーカロリーについて詳しく書いているので、併せて読んでみてください。
アンダーカロリーに対する正しい知識をつけることがダイエットを成功に必要です。
[blogcard url="https://retio-bodydesign.jp/columns/article/under_calorie/"] 【必読】アンダーカロリーがダイエットの鍵?正しい食事方法と痩せるコツを解説<
2.PFCバランスを考える
おかゆダイエットを行う人はただ摂取カロリーを減らせば良いと思っている人が多いです。
栄養バランスも考えないと体調を崩してしまうのでよくありません。そこで皆さんに覚えて欲しいのがPFCバランスです。
PFCバランスを簡単に説明すると食事による三大栄養素(タンパク質、脂質、糖質)の摂取カロリーがそれぞれ摂取カロリー量の何%に当たるかを示しています。
ちなみに日本肥満学会によると、理想的なPFCバランスはP15、F25、C60。日本人は白米などの主食で糖質を摂りすぎる傾向にありますね。 PFCのカロリーの出し方はとても簡単です。
- P(タンパク質)=4kcal
- C(糖質)=4kcal/g
- F(脂質)=9kcal/g
全ての栄養素が健康を維持するために必要不可欠。
ぜひアンダーカロリーを意識するのと併せてPFCバランスにも目を向けてみてくださいね。
3.適度な筋トレ
筋トレは、メリハリのある美ボディを作る上で必須!
筋肉がないと、お尻が垂れてしまったり、体重は軽いのにぽっこりお腹に悩まされたりと、せっかく痩せたのに意味がありませんよね。さらに、筋肉量を減らすと基礎代謝が下がるので、痩せにくく太りやすい体を作ることにも。
体重を減らすために1番大切なのは、栄養バランスを考えながらアンダーカロリーにすることです。
しかし、筋トレをしないと引き締まった体を作ることはできません。食事管理と筋トレを同時に行うことで、より良い結果を得ることができます!
4.継続する
継続している限りリバウンドすることはありません。ダイエットを成功させるためには、適度な食事制限と筋トレを一生続けていく必要があります。そのために大事なのは、頑張りすぎないことです。おかゆダイエットのような短期間での減量を目指すのは、もうやめましょう。
まとめ
おかゆダイエットがリバウンドをする理由とダイエットに成功するコツをお伝えしました。 まとめると
- おかゆダイエットは一生続けられない
- 栄養バランスを考えながらアンダーカロリーを目指す
- 筋トレをする
- 継続をする
おかゆダイエットのような極端な食事制限は、最悪の場合体調を崩してしまいます。
苦しみながら短期間で減量をするより、習慣化させ楽しみだがらダイエットを行った方がより良い効果を得ることができます。
リバウンドをもう2度としないためにも、正しい知識を得て、一生続けてくださいね。このコラムではダイエットやボディメイクに関する有益な情報を配信していますので、興味のある方は他の記事もご覧になってみてください。 岡山の24時間フィットネスジム「レシオ ボディ デザイン/RETIO BODY DESIGN」